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地獄で苦しむ人々

ある牧師の幻。1989.8.30


「霊と体が分離されて、昨日と同じようにふたりの御使いたちに導かれてある所に行った。


最初に行かれた場所をよく見ると、茶色の砂漠のような広い場所で多くの人々がいた。

しかしその人たちは痩せ細ってひどく干からびていた。


誰も耐えることが出来ないほどの熱気で、
彼らは喉が渇いて飲む水を求めて乱れた髪で汗をかきながら叫んでいた。

どこを見ても一滴の水も探すことができなかった。


燃えるような熱気と渇きで苦しんでいる姿はあまりにも悲惨で、そして痩せ細ったその姿は獣のようにも見えた。


その状況を見た私は心苦しくて
「何であの人たちはこんな所に来てしまったのか。」と独り言のように言っていると、


隣にいた御使いが「あの人たちは地上にいた時にお酒や飲むことをむさぼった人たちです。
ここに来て一滴の飲む水のためにあのように苦しみを受けているのです。」


それからふたりの御使いは再び私を連れて谷のほうに下って行った。


女の人たちが谷間にたくさんいたが、みんなが裸であった。
女の人、一人一人の上に黒い獣が、肩から背中にかけて乗っていました。
熊のような姿に見えるが頭はキツネのように見えた。


見るとその獣の形をしたものは女の人たちが好きで触っているようだが、
その獣が手で女の人の唇に触れると、カミソリで肌を切られたように切られて血が流れ、
唇は裂けて、女の人たちはその度に激しい痛みに耐えられず悲鳴をあげていた。


その獣たちが手で女の人たちを触ると、触る部分は全部切られて、女の人たちは血だらけで悲鳴をあげ気絶していた。


その光景を見てあまりにもびっくりした私は、
「あの女の人たちは、どんなことをしてこんな所に来てこの悲惨な苦しみを受けているんですか」と聞いたら、


一人の御使いが「この女の人たちは地上で生活をしていた時、その口で淫乱な言葉を語り、
多くの人々をその体で誘惑し、堕落させた罪の代価でここで苦しみを受けている」と語ってくれました。


またふたりの御使いたちによって、別の谷がある所に行きました。


そこには大きな池のようなものがありました。


そこはあまりにも汚く、ひどい臭いもしたので近付くこともできないほどでした。


腐った臭いで充満な場所なのに、その汚い所に人々がいっぱい入っていて天を首が痛くなるほど見上げていました。


何か食べ物を必死で求めている様子で、人の上に人が立とうとするため、大混乱が起きていました。

空中に小さな肉の塊のようなものがぶら下がっていました。


彼らは誰もがお腹が空いている様子で、飢えを満たすために汚い池の中で争っていましたが、
誰の手にもその食べ物は届きませんでした。


「一体あの人たちは何をしてきた人たちですか?
あんな汚い所で腹を空かせ食べ物に必死なんですか?」


ひとりの御使いが「あの人たちは地上で生きていた時に、
自分の腹だけを満たすために他人の物を奪ったり、騙したりしながら富を手に入れ、
あらゆる贅沢をしながら生きて来られた人たちです」と言いました。


さらにふたりの御使いによって他の場所に行きましたが、その谷間には大きな井戸のようなものがありました。


しかしその井戸はとても暗く、汚物の腐ったような吐き気がするような臭いが出てありました。

そして、うじがいっぱい集まったように人々がその中にぎっしりと詰まって動いていました。


しかしその井戸の中に瞬間光が照らされました。
よく見るとみんなが目が見えない様子でした。


私は「この人たちはあまりにも長い間、井戸のふたが閉められてあったから、
目を閉じて外に出ようとしているんだ」と思いました。


彼らはわれ先に出ようとしてひっかけ合ったり、噛み合ったりしていました。


どれほど憐れな姿かわかりません。
「あの人たちはなぜあんな深い所に閉じ込められて出ることも出来ず、
目が見えなくなっているのに、どうして必死に出ようとしているのでしょう?」


「あの人たちは、地上の生活で名誉や自分の栄光に対してあまりにも貪欲でした。」


また最後の谷を過ぎた所に広い平地があらわれましたが、
その広い平地には地平線まで数えきれない人たちがたくさんいてみんな踊っていました。


私はなぜ彼らが踊っているのかと思って近付いて見ると、それは踊っているのではなく、
私たちがピクニックに行ってバーベキューをする時のように地面から火が上がってくるから、
みんなが熱くて瞬間だけでもその熱さから逃げようとして、あっちこっちに飛び上がっていました。


汗を流しながら、悲鳴と嘆きの声を上げながら絶えず飛び跳ねていました。


「あの人たちはなぜみんなここにいるんですか?」


「あの人たちは地上の生活で、世のものばかり求め、世にすっかり染まって、
罪を罪とも思わず、他人の目から涙を流させても平気に生きてきた人たちです。
ですから今、あのような苦しみを受けています。」


「天使よ、あの人たちが地上で生きていた時に、罪悪の中で生きるとこんな所に来ると
知らせた人は一人もいませんでしたか?」


「いいえ。あの人たちが地上にいた時に あの人たちに悟りを与えるために
多くの預言者を遣わしましたが、彼らをあざ笑い、嘲弄、蔑視しました。


そして悪意と不義を平気に行い、他人を苦しみの中に陥れたから地獄に来て、
あのように悲惨な報いを受けながら涙を流しながら苦しんでいます。


私はもう一人の御使いに、
「私が地上で今ここで苦しんでいる人たちの話を伝えても、この人たちが信じなかったように
きっと信じないでしょう?」と言うと、


その御使いは、
「いと高き所の栄光とこの地で苦しみを受けることは私たちではなく、
神様がなさることですから 地上に帰ってはあなたの使命を果たしなさい」と語ってくれました。


2人の御使いの守りで再び戻ることができました。


【 箴言19:16 】
命令を守る者は自分のいのちを保ち、自分の道をさげすむ者は死ぬ。